April 06, 2004

法科大学院スタート

いよいよ法科大学院がスタートした。
日経新聞の記事では東京大学大学院の入学式が話題になっていたが、身の回りでも会社を退職して法科大学院に入学した人が何名かいる。
既習コースであれば、2年後には新・司法試験&修習を経て弁護士になることができるが、具体的な合格人数や合格率が不透明なのは困る、早く何とかしてほしい。
現行の司法試験と法科大学院経由、どちらかが簡単でもう一方が困難、というのは問題のような気がする。
現時点では、法科大学院経由のほうが簡単に考えられているようだが、そうなった場合、一応予備試験はあるものの、事実上学歴がないと弁護士になれなくなってしまう。

自分は一足先にアメリカのロースクールを体験したが、その時は授業や試験が「日本語」であればどんなにラクなことか、といつも思っていた。
ただ、そのラクさは単位を取得するラクさにすぎず、nativeの学生の中でも、法的能力のヒエラルキーは全く別の次元で形成されていた。
1年目の授業の中で頭角を現してくるトップ集団は、その後ロー・ジャーナルの編集や教授の手伝いなどを通じて、どんどんその才能を伸ばしていた。
まるで野球やサッカーの選手のように、法的能力によるヒエラルキーが形成されるアメリカのシステムには、一種の憧れを感じてしまう(渦中にいない無責任な感情だが)。
アメリカのシステムから見れば、法学部と法科大学院が並存する日本のシステムはとても奇妙だが、日本の法科大学院では、どんな授業が行われ、どんな法曹が育っていくのだろう?

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