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September 07, 2005

中国の歪み

今週の日経ビジネスで「THE ASIAN WALL STREET JOURNAL」の中国株に関する記事が引用されていたが、それによると、社会主義時代の政府保有の非流通株を通常の株式に転換する改革が進められているらしい。
ただ、こうした転換は既存株式の希薄化を招き、既存株主はこの改革に抵抗することが予想されるため、転換と同時に非流通株の一部を既存株主に割り当てる補償策とセットで改革の支持を取り付けようとしているとのこと。
これだけでも結構な問題だが、もっとやっかいな問題は香港市場や米国ADRで投資している外国投資家がこうした恩恵に与れるかどうかだ。
この改革に関する議決権や補償を外国投資家にも与えることについては賛否両論あり(当然、中国の国内投資家と外国投資家の対立だが)、中国政府としてもまだ結論が出ていないらしい。
しかし、今まではADRであっても、株主総会招集通知も来ていたし、ネットで議決権行使もしてた(企業側も行使してくれとお願いしていた)のだから、こんな重大な改革に関する議決権や補償のみを何の権利もなく奪う根拠はないはずなのだが(このお上による権利剥奪が皮肉にも社会主義・計画経済の最後の煌きになるのかもしれない)。
この動き次第では中国株の裁定取引が活発化するかもしれないが、こうした記事を読むと、為替を含め、中国経済ってまだまだ歪みの塊のような気がしてしまう。
中国経済の歪みを狙った裁定取引を行うファンドってどれくらいあるんだろうか?

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