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September 09, 2004

ライブドア

近鉄買収の話題で知名度をあげたライブドアだが、買収を繰り返し事業を拡大していく様は、かつてのソフトバンクを彷彿させる。
私自身、ソフトバンク(というより孫氏)の経営手法やインターネットを軸とした事業の目指すべきところには、共感する部分があり、同社の株は何度も売買している。
長期保有しないのは、ソフトバンクの場合、財務健全性にケチをつけられ、株価が下落し、その後上昇というサイクルを繰り返しているためだ(現在保有している株は2002年2月頃に購入したが、その頃もITバブル後の低迷の中で社債の償還財源に事欠くのではと噂されていた)。
最近のソフトバンクは、専ら通信分野に事業を集中してきているため、かつてのような迫力はなくなってしまった気もするが、ライブドアにも同じような迫力というか勢いを感じる。
ソフトバンクとライブドアが違うなあと感じるのは、ソフトバンク&孫氏が玄人(法人やその経営陣)を取り込みつつ、顧客が求めるものを提供することで、サービスを介して間接的に顧客との関係を構築していったのに対して、ライブドア&堀江氏は顧客とダイレクトに関係を作ろうとしている点だ。
インターネットの普及により、コミュニケーション手法が変わったというのもあるかもしれないが、ネット上に限らず、堀江氏はその著作で自社株をプレゼント対象にしたり、サイトでも競走馬の共同オーナーを募ったりと、ライブドアを認知させるためにリアルの世界を巻き込んだいろいろな仕掛けを試している。近鉄買収もその一環だろう。
ソフトバンクの顧客志向は経営的観点での戦略的な匂いが強く、無機質な感じがするが、ライブドアの顧客志向はもっと人間的で泥臭い気がしている(勿論、そこに冷徹な経営的観点での計算された演出があるかもしれないが)。
派手な分割を繰り返す手法には批判も多いが、現在のライブドアの売買単位が1株500円台という点は株主の裾野を増やすという意味でもっと評価されるべきではないだろうか。
かつてソフトバンクも踏み込みかけたインターネットによる金融財閥なのか、ライブドアが目指す到達点がわからない点はマイナス要素であるものの、これからバッシングも多くなり、株価が低迷するようなら、少しずつ買い増ししていこうと考えている。

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