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August 20, 2004

ありがとうファンド

ありがとう投信株式会社が「ありがとうファンド」という投資信託の募集を開始した。
もともとは税務会計の専門家であった人たちがクライアントに勧めることのできる運用先がないことに頭を悩ませ、それなら自分たちで信頼に足る運用先を作ってしまおうということで設立された会社のようであり、理念自体には非常に共感が持てる。
ただ、そのための投資信託がファンド・オブ・ファンズという形式をとる必要があったのかについては個人的には疑問が残る(その理由は別途)。
苦しいながらあえてファンド・オブ・ファンズとする理由をあげるとすれば、選定予定のファンド(現在判明しているのは、「さわかみファンド」と「トヨタグループ株式ファンド」)の販売会社がいずれも限定されており、個人で購入しようと思えば、管理する口座が増えてしまうという煩雑さを避けることができる点くらい。ファンドによっては、大口で購入すれば販売手数料が割安になる(ただし、さわかみファンドはもともと販売手数料なしなので関係ない)場合もあるかもしれない。
しかし、そのメリットのために、販売手数料0.525%、信託報酬年率0.945~0.735%(資産規模に応じて変化)のコストを二重取りするのは、ちょっとやりすぎでは?と思う。
ラップ口座の変形版と思えば、そのくらいの手数料でも妥当だという反論もあるかもしれないが、そんなに顧客毎に踏み込んだコンサルティングサービス等の付加価値がつくわけではないし。
むしろ、変額年金のような枠を作って、顧客毎に各ファンドに対する投資比率を調整できるような仕組みを提供すべきではないだろうか。

この商品が「さわかみファンド」のように支持されるかどうかは注目していきたいところだが、もし販売会社が限定されていて購入しづらい商品を選択基準としているのであれば、現在は楽天証券の専用商品である「鞍馬天狗」なども検討してほしいところだ(この商品のためだけに楽天証券に口座を開設するのは面倒と思っている人は私だけではないと思う)。

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Comments

I lіke it wheneνer people get together and share views. Ԍreat blog, continnue the goоd wοrk!

Posted by: astuce clash of clans | September 05, 2015 at 11:31 AM

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